ブランドとは


ブランドという言葉は「焼印をつけること」を意味する「brandr」という古ノルド語から派生したものだと言われています。古くから「焼印」は、放牧している家畜が他の人の家畜に紛れて分からなくならないように、自らの所有物だと識別するために押されていたようです。

ただ、焼印を意味するブランドは、単に自分の所有物であることを識別するためだけの機能のため、今日のブランドとは別のものだと言えます。

今日のブランドを定義付けるとすれば、

企業の提供する商品やサービスが、買い手である生活者に他社のそれらと差別化され、
特定の企業によって売られているものだと認識されることを言います。

つまり単なる識別の機能だけでなく、競合他社の商品やサービスと差別化され、
生活者の購買決定に強く影響をあたえるものがブランドだと言えます。

現代社会では、以前に比べ情報量が飛躍的に増加しました。ただ情報が増えたからと言って、人間が対処できる情報の量には限りがあるため、購買決定が以前にも増して難しくなっています。また、どこの企業も同じような商品やサービスを提供しており、品質や機能の多少の違いでは売れなくなりました。さらに、生活者の価値観が多様化したことによって、価値観にバラつきが生まれ、同じものを大量に売ることはとても困難な時代になっています。

このような市場環境において、生活者の購買決定に強く影響を与えるブランドは、企業がこれから本気で取り組まなければならない重要な経営課題と言えるのではないでしょうか。